お知らせ

連携協定について理事長メッセージ

2020年12月11日

 
 喜多能楽堂ではこれまで「品川薪能」をはじめ小中学校児童生徒やシルバー世代、在住の子供たちや外国人等を対象に地元品川区の皆様に能楽に親しんでいただく取り組みに力を入れてまいりました。この度その成果を品川区にご評価いただき、さらなる連携を強化することを目的として品川区と能楽堂を運営する弊財団とで連携協定を締結するはこびとなりました。
  震災と戦災の二度にわたる消失を経て、縁あって昭和31年この地に再開した喜多能楽堂ですがその後なかなか地元に認知されることなく経過しておりました。しかし弊財団の公益法人認定を機に始めたこの10年ほどの活動の末にこの度地元品川区から協定の申し入れをいただくこととなりましたことはまことに光栄なことと受け止めております。
   能楽シテ方五流の一翼を担う喜多流の拠点としての役割のみならず、この協定締結を機会に能楽堂が地域の文化芸術振興をはかる施設としての役割を担い、品川区の文化政策との連携による能楽普及の成果を積み重ねてまいる所存でおります。
  本日の調印式を機会に喜多能楽堂へのさらなるご愛顧をお願い申し上げるとともに今後品川区と共に進めていく弊財団の活動へのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
 
令和2年12月8日
 
公益財団法人十四世六平太記念財団
理事長  近衞忠大