2020年10月28日
喜多能楽堂の笛柱と能「道成寺」用の鐶です。喜多能楽堂は、貴人戸がなく切り戸口の壁も半間引っ込んでいて、笛柱が独立しています。
「道成寺」の鐶の位置は、能楽堂によってさまざまです。喜多流では鐘を落とす前に綱を全部抜くためと、綱捌きを副後見(地謡側の先頭)がするため、柱の角少し高い位置に取り付けてあります。
各地の能楽堂にて、鐶の位置はどこにあるか比べてみてはいかがでしょう。